基準点がないことを知る価値

私が尊敬する方の言葉

「世の中は基準を学ぼうとするけど

　基準がないことを学ぶのことが必要であり

　基準に固定されるから苦しいんだよ」

ん？どういうこと？

あ、なるほど！

確かに、私自身のことを振り返ってみた時に

自信がないことや

何かを始めようとした時には

基準がわからないから、基準を知りたい

この基準ってなに？

そんな風によく思う

世の中の基準はこうだから

この基準から考えたら、これが正解でこれは正しくないとか

そんな考え方が当たり前になっている

女なんだから

男なんだから

ていうのも、すでにある基準から考えてどうなのかを

考えたり、判断していること

今ある基準を知り、そこに合わせて考えや行動をすることは

規律ができるし、ルールがしっかりすることにつながる

でも、その基準を強固にし、その考えが当たり前になって固定されるから

自由な発想は生まれにくくなる

基準があるところから出発したら

その基準の中でどう考えるのかが基本になるから

考えの幅が狭くなるし、大前提を覆す！みたいなことは難しい

あ、だから想像力が欠如しているのかー！と悲しく納得

それに「基準がある」ということは

誰かが作った基準があるということであって

その基準に従う側の人間になるということでもある

ちょっと残念な言い方をすれば、

基準を学ぶということは奴隷として生きます！

と言うことを宣言しているような行為でもある

では・・・

基準がないことを学ぶってどういうこと？

まず私たち人間にとっては「ある」ということが当たり前で

その当たり前の「ある」という基準をなくすことが

簡単ではないことを知っていますか？

・男である

・女である

・目の前にAさんがいる

・コップがある

・家族がいる

・宇宙がある

・歴史がある

・自分とはこんな存在だ

「ある」というのは今まで疑問を持ったことがない

当たり前の世界ということができる

想像してみてください

この当たり前にある世界の基準をなくすってできますか？

私たちはこのあたり前の世界に縛られているので

あたり前の「ある」世界から自由になれたら

可能性は無限大に広がります

だから、「基準がないことを学ぶ」って実はすっごい価値なんです

何にも規制されることなく自由な考え・自由な発想・自由な行動ができたら

もっと生き方が楽になるし、楽しくなると思いませんか

無限の可能性そのものから、自由に再創造することができる喜び

生まれたばかりの子供は無限の可能性そのものだけど

多様にある言葉の中からひとつの言語を覚え

生まれた環境に沿ったルールを与えられる

他人との比較をして、自分という存在を決めつけたり

社会のルールに縛られ、そのルールに沿った人間に育っていく

生まれたばかりの無限の可能性はいつしか失われ

「ある」世界の中に固定された生き方が当たり前になる

無限の可能性そのものから、自分の意志によって一つの可能性を

いつでも、どこでも、誰といても選択できる

それが、基準がないところからの再創造の喜び

だから、基準がないことを知ることは

これからの時代を生きていく中でとっても大事な技術

人間誰もが無限の可能性そのもので生きる

そんな未来を今ここから✨