認識機能と認識技術の違い

 今、目の前に広がる世界

その世界はどんな世界でしょうか？

美しい世界ですか？

毎日見る、いつもの見慣れた世界ですか？

問題に溢れた絶望の世界ですか？

今、目の前に広がる、ある世界を見るために必要なもの

この世界をどんな風に受け入れて、自分が認識するのか

それが、認識機能です

それに対して、

目の前の世界がどのようにうみ出されているのか

ないところからどんな仕組みによって見えるようになっているのか

それを観ることができるのが、認識技術です

認識機能による世界

それは見ている本人しか知らない世界

同じ空間にいて、同じ景色を見ていたとしても

全く同じ世界を見るということは不可能だから

大好きな人が隣にいたとしても

見る角度がぴったり同じになることはないし

人それぞれ経験してきた世界が違うことから

同じものを見たとしても、そこに対してイメージ体系が

一致するということはありえません

だから1分、1秒たりとも「同じ」世界を見るということはないのです

でも人間は時間を共にしたり、同じ経験をしたら

同じ世界を共有していると思ってしまい

それをベースにコミュニケーションをとるので

感覚的にこの人とは分かり合えていると思っちゃう

もしくは、話が嚙み合わず、喧嘩したり、我慢したり、合わせたり

そんなことを繰り返しています

思い当たることありませんか？

私はいっぱいあります！

でも、そうしたら人と人は分かり合えないもので

孤独な存在なの？

自分のことは理解してくれる人は一人もないの？

大好きなあの人のことを理解することはできないの？

そうですね。その通りです。

話せばわかる！そんな風にいうけど、

実際のところは話しても大前提見ている世界が違うのだから

分かり合うことはできません。

でも、それで終わってしまったら希望がない。。。

「ある」世界を基準にして

考えたり、言葉したり、行動したり

それは一致することのないバラバラな世界を生きているので

関係は一見うまくいっているように見えても

条件が変われば壊れてしまう

だから、大事なのは認識技術を使うこと！

この世界がどのように生み出されているのか

その仕組みを知ること

「ない」世界からどうやって目の前の世界が生まれているのか

そこにはどんな脈絡があったのか

その仕組みを知ることで共通のスクリーンを見ることができるし

分かり合えないと思っていてた違いも美しさで見ることができるようになる

だから全く新しい関係がスタートしてしまう

今までの当たり前が変わること

新しい日常がスタートすること

その変化がおこることが、これからの時代に求められる変化